2023年4月8日土曜日

Pythonのwhile文の使い方と基本構文

Pythonのwhile文は、指定した条件がTrueである限り、繰り返し処理を行う制御構造です。for文と異なり、反復可能なオブジェクトを必要としないため、条件が満たされる限り繰り返し処理を行うことができます。

while文の基本的な構文は以下のようになります。

python
while 条件式:
    処理

ここで、条件式はTrueかFalseを返す式です。処理は、条件式がTrueである間、繰り返される処理です。条件式がFalseになった場合、while文は終了します。

例えば、次のようにすることで、1から10までの数字を出力することができます。

python
i = 1

while i <= 10:
    print(i)
     i += 1

この場合、条件式がiが10以下である限りTrueとなり、変数iに1から順番に代入され、それぞれ出力されます。

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10

while文では、条件式が常にTrueとなってしまう場合に、無限ループが発生することがあります。無限ループを避けるためには、条件式がFalseになるような処理を書く必要があります。例えば、次のようにすることで、ユーザーが"exit"と入力するまで入力を受け付け続けることができます。

python
user_input = ''
while user_input != 'exit':
    user_input = input('Type "exit" to quit: ')
    print(user_input)

この場合、条件式がuser_inputが"exit"でない限りTrueとなり、input関数でユーザーからの入力を受け付け、それぞれ出力されます。ユーザーが"exit"と入力した場合、while文は終了します。

while文は、繰り返し処理を行う際に、特定の条件が満たされるまで繰り返す必要がある場合に有用な制御構造です。しかし、無限ループに注意する必要があります。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Pythonクラス入門:オブジェクト指向プログラミングの基本を学ぼう

Pythonのクラスは、オブジェクト指向プログラミングにおいて重要な役割を果たします。クラスは、関数や変数をまとめたものであり、オブジェクトの設計図として機能します。 クラスは、以下のように定義することができます。 python class MyClass :     ...